
犬を飼うことを決めた人は、「実際に犬と一緒に住み始めた後に気を付けるべきこと」を押さえておく必要があります。
それについて解説していきます。
適宜ケージを用いることが、一緒に暮らすコツ

「犬は外では飼わない。室内飼いにする。家では自由にさせたいから、ケージには入れなくても良いだろう」と思う人は決して少なくはありません。
ただ、この良かれと思って選択した「室内での完全放し飼い」が、実は犬にとってストレスになることもあるのです。
これは犬の持つ元来の性質によります。犬はもともと「自分自身のテリトリー」「安全な居場所」を持つ習性があります。野生で生きる犬は、外敵から身を守るための「自分にとって安全な巣穴」を必要とするのです。
このような習性は、ペットとして飼われるようになっても残り続けます。
室内という安全な場所であっても、ケージを利用した方が良いといわれるのはこのためです。
またケージを用いることでわがままになりにくく、しつけがしやすくなるというメリットもあります。
ケージを設置する場合は、「人間の目の届く範囲で」「エアコンの風が直接当たらない場所」に置くようにするとよいでしょう。
鳴き声はかなり響く! 適切なしつけを

よく言われることですが、犬の鳴き声はかなり響きます。
「犬は好きだったけれど、近所の犬がずっと鳴き続けるのでうるさすぎて犬自体が嫌いになってしまった」という人もいます。集合住宅の場合は、さらにトラブルが起きやすいでしょう。
このようなことを防ぐために、飼い主は無駄吠えをしない犬になるようにしつけなければなりません。
飼い主がしっかりと犬を叱ることを覚え、「無駄吠えをしてはいけないんだ」と犬にわからせることが必要です。
また、ペット禁止の物件は、犬の鳴き声などが苦手な人が入っている可能性も高いといえます。賃貸物件でペットを飼う場合は「その物件の規約がどうなっているか」を事前に確認することが必要ですが、犬を飼っている場合はこの確認がより重要になってきます。
「犬が苦手な人に迷惑を掛けたくない」「ある程度吠えても問題がないような住環境を作りたい」ということであれば、ペット可の賃貸物件(やそれをあっせんできる不動産屋)を選ぶことをおすすめします。
犬は非常にかわいいものです。
犬の習性を理解し、犬と人間双方にとって住みやすい環境を作っていきましょう。
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