
犬は、人間の善き友です。ペットとしても人気があり、多くの人が彼らを家族に選んでいます。
しかし安易な気持ちで飼い始めてしまっては、犬も人間も悲しい思いをします。
そこでここでは、「犬を飼い始める前に知っておきたいこと」をまず解説していきます。
犬にかかる費用は月に9000円程度

データによって多少の違いはありますが、犬を1か月間飼うために必要な費用は9117円だといわれています。
ペット全般で見た場合の数字は7269円ということですから、犬の場合は一般的なペットに比べて金銭的な負担が大きい動物だといえるでしょう。
言い換えるならば、「最低でも1か月に10000円の余剰金があり、それを犬のために使うことを惜しいと思わない人」のみが犬と暮らせるということになります。
「お金がなくても幸せにできる」と思う人もいるかもしれませんが、金銭的な余裕がないと、犬が病気になっても病院に連れていけません。
犬を飼う場合は、犬を養えるだけの経済力と責任が必要なのです。
出典;アイリックコーポレーション(PRTIMES)「ペットにかかるお金は1ヶ月7,000円超! 3世帯に1世帯のペット飼育率に対し、ペット保険の加入はわずか12.5%と判明」
犬は「強い生き物」であることを知っておこう

また、犬を飼う前には、「犬は人間を害することのできる動物であること」もよく理解しておかなければなりません。
2021年の12月には、3歳の女児が大型犬に噛まれて大けがをするという事件が起きています。
ペットとして犬を見ている人にはなかなか認識しにくいことですが、犬は非常に「強い」動物であり、人にけがをさせたり、時には人を死に至らしめたりすることのできてしまう動物でもあるのです。
もちろん猫なども人を害する可能性はありますが、生き物として猫よりもより強い存在である犬の場合はさらに危険性がアップします。
そのため犬の飼い主は、犬を制御し、犬をしつける義務を負います。
このように「強い」存在である犬を怖がる人も、当然います。これは、「嫌う人が悪い」という話ではありません。犬を愛して犬とともに生きていきたいと願う人と、犬を嫌い犬を怖がる人が上手に住み分けをしなければならないというだけの話です。
犬を飼う以上は、犬嫌いな人がいない住居やペット可の物件を探すようにしなければなりません。
周りの人が全員犬好きでかつ犬を飼っているという状態ならば、犬も人間もストレスを受けずに過ごすことができるでしょう。
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