
「東京はどこも家賃が高そう……割安物件を探すための方法を知りたい!」と考える人もいることでしょう。
そこでここでは、上京を考えているときに役立つ「割安物件の探し方」を解説していきます。
割安物件の探し方、その基本

割安物件を探したいときには、まずその「基本」を押さえておかなければなりません。
1.「良い物件は高くなる」は基本中の基本
当たり前のことですが、物件は
・便利な立地であればあるほど高く
・広ければ広いほど高く
・新しければ新しいほど高く
・条件が良ければ良いほど高い
という特徴を持っています。そのため、「割安物件」を第一に考えるのであれば、どこかで妥協しなければならないと考えておくべきでしょう。
2.現在は、物件情報はインターネットで調べるのが効率よし
また、現在はほとんどの物件情報がインターネットに出ています。ごく一部は非公開となっていますが、借り手を探している貸主さんは「とにかくすぐにでも店子がほしい」と考えている場合がほとんどだといえます。
そのため、インターネットを通じて、多くの人に物件の情報を知ってほしいと考えています。非常に強いこだわりがあったり、時間があったりするのならば別ですが、そうではない場合は、とりあえずインターネットで調べることをおすすめします。
3.譲れない条件を明確にしておく
人によって、「譲れない条件」は異なります。
たとえば、「ペットを多頭飼いすること」を第一の条件とする人もいますし、「部屋の数が3つ以上」を条件とする人もいるでしょう。「部屋は狭くてもいいので、キッチンが広いこと」を重視する人もいますし、「とにかく通勤に便利なところ」「安さが一番」と考える人もいます。
大切なのは、物件選びにおいて「もっとも譲れない条件は何か」を明確にしておくことです。その「もっとも譲れない条件」をクリアしている割安物件を探し出す方が、まんぜんと物件を探すよりもはるかに早く、自分にとって良い物件に巡り合えます。
上京! 割安物件を探す方法

この大前提を踏まえたうえで、割安物件を探す方法を考えていきましょう。
東京で割安物件を探すための方法としては、下記の4つが考えられます。
1.「通える範囲」を指定したうえで、検索をかける
2.予算をあらかじめ伝える
3.定期借家やリノベ物件を狙う
4.シェアハウスを視野に入れる
1つずつ解説していきましょう。
1.「通える範囲」を指定したうえで、検索をかける
当然の話ではありますが、人は「自分にとって土地勘のないところ」の住まいを探そうとするとき、基本的には「自分が通うことになる場所」と同じ市町村の物件にあたろうとします。たとえば新宿にある会社に通うことになる人は、基本的には新宿区で物件を探そうとするでしょう。
ただ東京の場合は、都心部で賃貸物件を探そうとすると非常に割高になってしまいます。
そのため、「通える範囲」を指定したうえで検索をかける方法をとるようにするとよいでしょう。「通勤通学時間指定検索」などのキーワードで調べると、該当サービスが出てきます。
たとえば会社の場所が新宿だとすると、「乗車時間30分 乗り換え1回まで」のように指定して、検索をかけてみるのです。そうすると、たとえば杉並区であったり、中野区であったりといった、新宿区以外の物件も出てきます。
東京は地価が非常に高いところですが、区を変えるだけで家賃が大きく下がる場合もあります。
2.予算をあらかじめ伝える
「予算の設定」は非常に重要です。最初は「予算オーバーだけどなんとかなるかも……」と思ったとしても、固定費であるがゆえに、後々大きな負担になりかねません。
インターネットでの検索の場合、予算を設定して調べられるようになっているケースがほとんどかと思われます。
実際に不動産屋に足を向けて探したり、最終段階の調整をしたりする段階になったときにも、この「予算を伝えること」は非常に重要です。また、そのときには念のため少し余裕を持った数字を伝えておくようにしてください。そうすれば不動産屋もその範囲で探せますし、「少し予算オーバーになりますが、こちらの物件などはより条件に合います」などのような提案もしやすくなります。
3.定期借家やリノベ物件を狙う
「定期借家」とは、「その物件に決められた期間だけ住むよ」という契約で借りた物件をいいます。この定期借家は、「期間が過ぎたら退去しなければならない」という決まりがある分だけ、安く借りられる傾向にあります。たとえば「専門学校の2年間だけしか住まない」などのように決まっている場合は、この方式のものを選ぶのも手です。
また、リノベ物件もおすすめです。リノベ物件は、「たしかに築年数は経っているけれども、内装はきれいな状態」になっているものが多いものです。「内装がきれいであれば、建物自体の古さは気にしない」という人は、このような物件を選ぶとよいでしょう。築浅の物件よりも安く借りられるからです。
4.シェアハウスを視野に入れる
上京して1人暮らしをしようと考える場合、「シェアハウス」を選択肢に入れるかどうかで家賃の相場は大きく変わってきます。
シェアハウスは、キッチンや浴室、トイレなどを共有し、居住空間は別にとる形態をいいます。
個別の部屋にキッチンなどを入れる必要のないシェアハウスは、そうではない部屋に比べて非常に割安な物件となります。
またシェアハウスの場合、「ペット可能」「多頭飼いOK」などのようなところもよくあります。なかには、猫や犬が遊べるようにと配慮された物件もあります。 オンコ不動産でもペット可のシェアハウスを積極的に取り扱っているので、ぜひお声をおかけください