
ペットは非常に愛らしいものですが、飼い始める前に知っておきたい注意点もあります。
それについて解説していきます。
ペットの性質、人間の性質

ペットを飼い始める前に、まずはペットの生態について勉強しておく必要があります。
この場合には、「ペットのかわいらしさ」だけではなく、「そのペットが持つ(人にとっては)マイナスとなる特性」の情報にもしっかりと当たらなければなりません。
たとえば、「犬は吠える」「猫は壁紙などで爪を研ぐ」「フェレットは高温の部屋に弱い」などの特性です。
また、人間(飼い主)にアレルギーがないかを調べなければなりません。特に「ほかのアレルギーを持っている」という人の場合は、事前にアレルゲンをチェックしておくことを強くお勧めします。
アレルギーがあったとしても、
・まめにペットを洗う
・掃除機を頻繁にかける
・寝室には入れない
・空気清浄機をフル稼働させる
などのような対応をとることで、ある程度対応することができます。
ただし命に関わる事態になることもありますから、病院を受診して適宜指導を受けることも必要です。
お金のことも、周りの人のことも
当たり前ですが、動物を飼っているとお金が掛かります。
楽天インサイト株式会社が2021年に1000人を対象として行ったアンケートでは、「犬を飼うためにかかる月額費用の平均は9360円、猫は6673円、淡水魚は1011円」という結果が出ています。このデータは一例であり、ほかのデータでは「ペットを飼っている人がペットのために使う金額は1か月に7269円、犬を飼っている人は9117円、猫を飼っている人は9862円」となっています。
また、病気などをした場合は動物病院にも連れて行かなければなりません。動物は保険がききませんから、人間が病気になったとき以上のお金が飛んでいくこともあります。
ペットとの暮らしは、ペットを養うための経済力を持って初めて可能となることなのです。
出典:楽天インサイト株式会社「ペットに関する調査」
出典;アイリックコーポレーション(PRTIMES)「ペットにかかるお金は1ヶ月7,000円超! 3世帯に1世帯のペット飼育率に対し、ペット保険の加入はわずか12.5%と判明」
なお賃貸物件でペットを飼う場合には、必ずその物件の条件を確認しなければなりません。
「ペット可」としている物件であっても、「1匹まで」「2匹まで」のように条件をつけているところもあります。
もし条件を破って飼い始めたり、ペット不可の物件で黙って飼い始めたりした場合、ばれれば退去を命じられることもあります。
上では動物アレルギーのことを取り上げましたが、「アレルギー持ちであるため、ペット不可の物件に引っ越した」「動物の鳴き声が苦手でペット不可の物件を選んだ」という人もいることを忘れてはいけません。
ペットを飼い始める前に「ペットを飼う前に知っておきたい注意点」を学んでおくことは、ペットを、飼い主を、そして周囲の人を守ることにもつながります。
オンコ不動産では、ペットと人とのために、多頭飼いOKの過ごしやすい物件を紹介しています。